M300FX2より採用されたFCオイルショックの組立方です。キットに含まれる組立説明書と同じ手順ですがポイントを踏まえ、細かく説明します。コツさえ掴んでしまえば非常に簡単にスムーズ且つ安定したダンパーに組み上がります。
ランナーから切り出したケースキャップには成型時のバリがあります。この部分はOリングと接触する部分です。このバリはカッターナイフやヤスリなどで綺麗に取り除いてください。
次にダンパーケースの反対側からシリコンオイルを数滴入れます。これもOリングに傷がつくのを防止するためです。
ピストンを挿入したら、静かにゆっくりとシリコンオイルを入れます。
パーテーションをゆっくりとのせ、先の細いものでゆっくりと押し込みます。(写真では1.5mm六角レンチで押し込んでいます。) ダンパーピストンのシャフトを中心にし、円を描くようにパーテーションの回りをクルクル回りながら、少しずつゆっくりとパーテーションを押し込みます。
Oリングをのせます。この段階ではパーテーション上に余分なシリコンオイルが残っているため、奥までOリングが入りません。
ダンパーキャップをねじ込みます。極端に強くねじ込まないでください。軽く『クッ』と止まればOKです。 ピストンを上下させスムーズに動けば正常に組立られています。『カチッカチッ』と音が鳴る場合は気泡が残ってしまっている状態です。この様な場合は【オイルの入れ方】からやり直してください。