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故障かな?と思ったら…
当社に送られてくるナインイーグル社製ヘリコプターの修理依頼品の殆どが故障していない正常な製品です。「動かない」と修理依頼される前にお手数ですがもう一度ご確認下さい。ここでは修理依頼品として送られてきた製品のうち、実際には故障していなかった事例を順次紹介していきます。また、初心者の方でも簡単にできる部品交換の仕方も順次紹介していく予定です。参考にしてください。


  1. 「動かない」「ペアリングしない」
  2. ローターブレードの交換方法
  3. FREE SPIRIT等のシングルローター機でホバリングした時、機体が回ってしまう。
    テイルローターが回らない。テイルローターの交換方法。
  4. ファンクションスイッチの設定について。
  5. NE2200 フリースピリット(シングルローター機)の離陸時の注意。

1.「動かない」「ペアリングしない」

スロットルトリムは真ん中の目盛よりも下
スロットルスティックはいっぱいまで下げた状態でないと機体のスイッチが入りません。
ナインイーグル社製ヘリコプターには安全のためスロットルフェールセーフ機能が内蔵されています。このためスロットルトリムがセンターより下側にあり、スロットルスティックをいっぱまで戻している状態でないと飛行準備が完了せず機体のスイッチが入らないように設計されています。スロットルフェールセーフ機能が作動している間はヘリコプターのローターは回転しません。「動かない」と言って送られてくる製品の殆どがスロットルフェールセーフ機能が作動している状態になっています。
また、フェールセーフ機能が作動している間は機体のスイッチも入らないのでペアリングもできません。
修理品として送られる前に一度ご確認下さい。


2.ローターブレードの交換方法

クラッシュや落下等で破損したままのローターブレードでは安定した飛行ができません。ローターブレードが欠けている、クラックが入っている場合は速やかに交換してください。製品には予め1機分のスペアローターブレードが含まれています。ローターブレードの交換はビスを1本外すだけで行えます。以下の手順で行ってください。

【交換時の注意点】
●ローターブレードには向きがあります。ローターブレードを取り外す前に向きを確認してください。向きを逆に取り付けると機体が浮き上がらなくなります。注意してください。
●樹脂パーツにネジを締め込むので締めすぎると受け側が破損します。締めすぎに注意してください。

【STEP 1】
ローターブレードの向きを確認してください。後で取り付ける時に同じ方向になるように必ず向きを憶えておいてください。
ローターブレードを固定しているネジを取り外します。外したネジは無くさないように注意してください。

【STEP 2】
ローターブレードを引き抜きます。

【STEP 3】
ローターブレードが外れました。

【STEP 4】
元々ついていたローターブレードと同じ方向になるように新しいローターブレードを差し込みます。

【STEP 5】
メインローターグリップの穴とローターブレードの穴をあわせ、先ほど取り外したネジを取り付けます。この時、強く締めすぎないように注意してください。メインローターグリップの穴がなめてしまう恐れがあります。

【STEP 6】
ローターブレードが抜け落ちることない状態でローターブレードが左右に少し動くか確認してください。左右に動く状態が正常です。

これで作業完了です。


3.FREE SPIRIT等のシングルローター機でホバリングした時、機体が回ってしまう。
 テイルローターが回らない。テイルローターの交換方法。

テイルブレードを指で回転させたとき、軽く回ってしまう場合はシャフトがしっかり圧入されていません。
FREE SPIRIT等のシングルローター機でホバリングするとメインシャフトを中心に機体が回ってしまう場合はテイルブレードの異常が考えられます。一度テイルブレードの状態をご確認ください。テイルブレードはモーターシャフトに圧入され取り付けられていますが墜落などの衝撃でテイルブレードのシャフト取付部分が緩くなってしまい、しっかりと圧入されていない状態になっている事があります。このような場合モーターは回っていてもテイルブレード内でシャフトが空回りしてしまいます。
シャフト取付部分が緩くなってしまったテールローターは交換する必要があります。

NE22017600 テイルブレード

テイルブレードの交換方法

【STEP 1】
テイルブレードをモーターシャフトに対して真っ直ぐ引き抜きます。

【STEP 2
新しいテイルブレードをモーターシャフトに対して真っ直ぐ圧入します。

テイルブレードを回しモーター内部が回っている手応えがあるか確認してください。

これで作業完了です。


4.ファンクションスイッチの設定について。

工場出荷状態は全てOFFに設定されています。
この状態がモード1の設定です。
製品仕様の変更によりファンクションスイッチの設定が変更になりました。ユーザーハンドブックP.06『ファンクションスイッチの設定』の工場出荷状態の設定ではなく以下の設定に変更されていますのでご注意下さい。

DIP# 種類 モード1 モード2
1 エルロン リバース OFF OFF
2 エレベーター リバース OFF OFF
3 スロットル リバース OFF OFF
4 ラダー リバース OFF OFF
5 モード1/モード2 OFF ON
6〜12 予備(使用していません。)

モード2に変更される場合はDIP#5だけをON(上側)にして下さい。
日本の上級者の殆どの方はモード1で操作していますので工場出荷状態のモード1で練習されることを強くお薦めします。


5.NE2200 フリースピリット(シングルローター機)の離陸時の注意。

シングルローターヘリの特徴としてメインローターが右回転の場合、機体が少し右に傾く傾向があり、離陸の寸前に左方向に走る特性がありますがそれで正常です。地上から完全に離れれば収まります。初めは地上から5〜30cm程度の高さで練習して下さい。離陸がもたつくと左方向にどんどん走りますのでご注意下さい。この特性を無理に抑えようとしてエルロン・トリムレバーを必要以上に右方向に設定すると離陸した際、上手く飛ばす事ができません。
トリムレバーやリンケージの極端な設定はサーボに負荷が掛かり、故障の原因になりますので絶対にしないで下さい。




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