セッティングシート I ワンポイントアドバイス

抜群のスロットルレスポンスを誇るワンベルトツーリングカー SV-10 SIGMA2 がリミテッドバージョンで採用された大容量バッテリー対応シャーシとロータイプモーターマウント&バルクヘッドを標準装備してバージョンアップしました!! 最新の大容量バッテリーに合わせ重量バランスを最適化したメインシャーシによりSIGMA2の特徴でもある50:50の重量バランスを維持!! ロータイプモーターマウントとロータイプバルクヘッドによりアッパーデッキを2.5mmローマウントし、低重心化も促進!!
妥協を許さないレーサーの為にSIGMA2は妥協無き進化を遂げる!!



Ver.1.1から採用になったNEWパーツ
SYB-01S メインシャーシGP3700対応
GP3700等の大容量バッテリーにも対応。重量バランスを最適化。バッテリースロットはややリヤ寄りに変更。前後プーリー下部分に小石排出用の肉抜きを追加、小石等の侵入によるギヤトラブルを未然に防止。
SYB-40 バルクヘッド(2.5mmロータイプ)
アッパーデッキマウント部を2.5mm低くしたNEWバルクヘッド。
SYB-44 モーターマウント(2.5mmロータイプ)
ハイトを2.5mm低くしたNEWモーターマウント。ベルトのテンショナー(小)の取付位置を3箇所より選択可能。
SYB-03 バッテリープレート(GP3700対応)
大容量バッテリーに対応したNEWバッテリープレート。
SIGMA1, SIGMA2, SIGMA2ver1.1対応
SYB-27 ステアリングポスト
ハイトを2.5mm低くしたステアリングポスト。
●大容量バッテリー対応メインシャーシ
●大容量バッテリー対応バッテリープレート
●NEWバルクヘッド(2.5mmダウン)
●NEWモーターマウント(2.5mmダウン)
●駆動効率に優れるワンベルトドライブ
●大容量φ6フロントワンウェイ標準装備
●クイックアジャストボールデフ標準装備(車載調節可能)
●軽量デルリンデフカップ標準装備
●61mm超ロングスパンサスアーム
(軽量・高剛性カーボン混入樹脂)
●アッパー&ロアーアームポイント前後同一(変化率同一)
●前後ロールセンターの完全一
●オイルダンパー作動ポイント前後同一
●前後レバー比完全一致
(前後同一バネ使用。セッティングが容易)
●50:50の重量バランス
●大容量φ8ユニバーサルシャフト
●バネ下重量の大幅な軽量化
(SIGMA1比 片側:フロント6g、リヤ7.5g軽量化)
●サス作動ベクトル軸ホイール中心
●クラス最小のスクラブ半径 (12mm)
●EMBバッテリーマウント標準装備
(スロット面取及びエポキシ塗布不要)
●テフロンコートオイルダンパー標準装備
●フルカーボンシャーシ
●ロールセンター可変
●ダストブロッカー標準装備
●フルボールベアリング(24個)

Technical data
全長:352mm
全幅:189mm
トレッド:F/162mm R/162mm
ホイルベース:260mm
デフ形式:F/ワンウェイ、R/ボールデフ
全備重量:1,450g
駆動形式:シングルベルトパートタイム4WD
前後サス形式:フルアジャスタブルダブルウィッシュボーン
Fキャスター:3度(Cハブ)
スキッド:可変
リヤトーイン:2度(リヤハブキャリア)
ギヤ比:3.15〜11.86
2次減速比:1.75(42T/24T)
シャーシ:カーボンダブルデッキタイプ
モーター:540タイプ(別売)
ステアリング:3分割タイロッド
軸受部:フルボールベアリング
超長足仕様61mm軽量カーボンサスアーム
軽量・高剛性のカーボン製で軽さと強度を両立しました。サスブロック側のサスピン取付穴を61mm幅と57mm幅の2箇所設けています。キット標準は、61mmの長足仕様になっています。57mm幅はSIGMA1に使用する事が可能になっています。またシャーシにはSIGMA1のサスブロック取付穴も設けていますのでSIGMA1のサスブロックを使用することにより、57mm幅のサスアームとしても使用可能です。デザインを前後左右共通とすることでスペアパーツを用意する際にもうれしい設計となっているところも見逃せません!!
キングピンIアーム仕様小型軽量C-ハブ
SIGMA1ではアッパーアームがキングピンよりオフセットされていましたが今回はキングピン上にアッパーアームを取り付けるキングピンIアーム方式に変更しました。
サスアームへは、2.5mmの硬質スチール製サスピンにて取り付けます。Cハブに設けた穴よりM3のイモネジにて固定する方式となっていますので今までのEリングを使用した固定方法に比べメンテナンス性が大幅にUP、軽量化も同時に実現しています。キャスター角は3°となっています。
最小スクラブ半径に貢献!! 専用金属ナットで強度抜群の軽量小型ナックル
軸受ベアリングに5×9mmのベアリングを使用することによってナックルをコンパクトに設計する事が可能となりスクラブ半径を極限まで小さくすることができました。クラス最小のスクラブ半径を実現!!
ナックル固定方法にもKAWADAならではのアイデアが盛り込まれています。従来のツーリングカーでは樹脂製のナックルにネジを直接を締め込んで固定しますがSIGMA2のナックルには金属製の「ナックル用ナット」を介して取り付けます。樹脂に直接ネジを立てて固定する方法は、ナックルに負担が掛かり、割れや破損の原因となっています。この金属製「ナックル用ナット」を用いた方法はナックル側の取付穴全体に均等に力が掛かりナックルに負担が掛かりません。この方法により確実な取付とスムーズな動きを実現!! クラッシュにも強い特性を得ることに成功しました。
コンパクトになったリヤハブキャリア
リヤハブキャリアは形状こそ異なりますがフロント側Cハブナックルユニットと全く同一の取付穴になるよう設計されています。これによりSIGMA2の最大の特徴でもある50:50の重量バランスを最大限発揮できるよう前後のロールポイントを全く同じにすることができるのです。
SIGMA1では、サスアーム側でトーイン1°を付けていましたがSIGMA2ではリヤハブキャリア側でトーイン2°を付けています。これはサスブロック側で強くトーイン変更するとトレッド・ホールベースの変化量が大きくなってしまうからです。サスブロックは0°を標準とし、リヤハブキャリアで付いているトーイン2°がキット標準で付いているトーインになります。
ベアリングのガタを徹底排除!!
ナックル・リヤハブキャリアのベアリングのガタは走りに大きく悪影響を与えます。SIGMA2ではこの部分のガタを排除するために僅かにリブを設けています。これによりベアリングをガタ無く確実に固定する事ができるのです。リブ形状なので無理な圧入によるベアリングの圧迫が起こらずスムーズさを保ちつつベアリングのガタの排除に成功しています。
スムーズさ・耐久性抜群のφ8mmユニバーサルシャフト
サスアーム変更に伴いユニバーサルシャフトも完全リニューアルしました。
φ8mmボール(ドッグボーン)を採用した50mmのロングドッグボーンと新設計のアクスルをφ2mmの太めのピン(従来はφ1.5mm。この0.5の差はで強度が大幅に向上しているのです。)で固定します。φ8mmの大きめのボールとφ2mmピンの採用により可動性、耐久性、等速性、駆動効率が更に向上!!
アクスル側のφ2mmピンの通る穴を全部で4穴(従来は2穴)に増設したことにより、走行回数を重ねてφ2mmピン部のガタが気になるようになってきた場合にはアクスル側の穴を90°違う所を使用する事により新品時フィット感が蘇ります。また、ユニバーサルシャフトをシャーシから外すことなく、φ2mmピン固定用のイモネジをこの穴よりアクセスして容易に増し締めできるようなっています。
リヤ側にはカッププロテクターを装備し軽量デルリンデフカップの摩耗を防ぎます。
バネ下重量の大幅な軽量化を実現!! 運動性能が大幅に向上!!
足廻りを全てリニューアルしたことによりバネ下重量を大幅に軽量化する事ができました。
SIGMA2のバネ下重量はSIGMA1に比べフロントで-6g(R・Lトータルで-12g)、リヤで-7.5g(R・Lトータルで-15g)の軽量化を実現!!
一般的にバネ下重量の軽量化は、その他の部分の軽量化に比べ、運動性能への効果が10倍あるといわれています。すなわち他の部分で120g+150g(トータルで270g)の軽量化をしたのと同じ効果があるということです。
スリムになったサスブロック!!
サスブロックも新設計になっています。サスアームをできる限り長足にするためサスブロック固定穴を従来のサスピン内側から外側に変更しました。これによりサスアームをバルクヘッドギリギリまで寄せることができるのです。ワンベルト車のメリットは、シャフト車や2ベルト車に比べ前後バルクヘッドの間隔を狭くすることができるのです。ワンベルトとこのサスブロックにより超長足が実現しているのです。
またサスブロック固定穴がサスピン外側になりピッチが広がったことにより、クラッシュなどによる衝撃で起こりがちなサスブロックのズレを防止することもできるのです。
オプションでリヤトーインを変更する事が可能です。SIGMA1ではトーインを変更する場合リヤサスブロックを2つとも変更する必要がありましたがSIGMA2ではサスブロックの変更は1つでOKです。(リヤ側のリヤブロックのみ)これによりさらにセッティングを迅速に行うことが可能になりました。
デフ調節の煩わしさから解放!! クイックアジャストボールデフ
このボールデフ最大のポイントは、デフを車体から外さなくても、そのままの状態でデフの効きを調整できるということです。六角レンチをデフカップ内にあるシャフトの溝に差し込み、反対側のタイヤを回転させることによってデフの効きが調節可能です。この機能をデルリン製の軽量デフで実現している点がポイントです。軽量、スムーズさはそのままにメンテナンス性が大幅に向上しています。
軽量・高精度の軽量デルリンデフカップを標準装備!! ユニバーサルシャフト取付溝は、3mm幅と2mm幅を設けています。3mm幅はユニバーサルシャフトのカッププロテクター装着時に使用し、2mm幅はカッププロテクター非装着時に使用できるようになっています。
バッテリーを確実に搭載するEMBバッテリーマウント
バッテリースロットには新設計バッテリーマウント(樹脂製)を使用しバッテリーをマウントします。これによりバッテリーのショートを確実に防止します。最大の売りは、シャーシをヤスリで面取りしなくても、誰でも簡単にシャーシ下面丁度(まさにシャーシ面位置)までバッテリーを落とし込む事が可能になるスグレモノです。取付は、シャーシとバッテリーマウントを瞬間接着剤で固定するだけでOKです。
サスペンションの性能を最大限引き出す!! 新設計ダンパーステー(t=3mm)
前後ダンパーステーは外見上のデザインこそ若干異なりますがダンパー取付穴、アッパーアーム取付穴は前後で全く同じになるように設計してあります。
ダンパー取付穴は、一番外側の穴から順に0%→−3.5%→−7%と取付後のダンパースプリングが徐々に柔らかくなるように設計してあります。これにより何がいいのかと言うと当社のツーリングカー用ダンパースプリングは硬い方からバネ定数が10%ずつ柔らかくなるように設定してあるので
(<例>SY-28Hは340g/mm、その下のSY-28Gは302g/mmとほぼ10%柔らかくなる。)
セッティング時にスプリングを柔らかくしたい時には、
一番外(0%)→真ん中(−3.5%)→一番内(−7%)→スプリングを一段階柔らかくして一番外(-10%)
と段階的に柔らかくしていけるのです。

なお、サスアーム側の取付穴を内側にすると約10%柔らかくなります。ですので上記の順以外にも
一番外(0%)→真ん中(−3.5%)→一番内(−7%)→サスアーム側を内にして一番外(-10%)
でも同じような効果があります。組み合わせると一つのバネで6段階の硬さが選択可能です。
(厳密に言うとサスアーム側のダンパー取付位置は内側よりも外側の方がサスペンションを効率的に使えるので、そういった面ではできるだけサスアーム側は外側の穴を使用した方が良い結果が得られると思います。)

アッパーアーム取付穴は、サスブロック下のスペーサー量とキャンバー変化量によりそれぞれ最適な穴を設けています。基本的にセッティングはこの取付穴を基本として行うと良いでしょう。よりキャンバー変化量を多くしたい場合には基本の穴よりも低い穴に取り付けることにより可能です。
(ちなみにダンパーステーも前後ともSIGMA1に取付可能です。)

重量バランスが調節可能になるリバーシブルアッパーデッキ(t=2,1mm)
アッパーデッキにはモーターマウント固定用の穴を右側・左側それぞれに前後7mm違いで設けています。これによりアッパーデッキをひっくり返して取り付けるとモーターマウントが7mm移動して固定できるようにしてあり、重量バランスを調整できるようにしてあります。キット標準は7mm後ろ側にモーターマウントを固定するようになっています。ちなみに7mm前側というのはちょうどSIGMA1のモーターマウント位置と同じ位置になっていますのでSIGMA1のメインシャーシにSIGMA2のアッパーデッキ、またはSIGMA2のメインシャーシにSIGMA1のアッパーデッキを取り付ける事も可能です。
重量バランスを最適化したメインシャーシ(t=2.5mm)
メインシャーシは重量バランスを最適化しモーターマウント・バッテリースロットをSIGMA1に比べてややリヤよりに改めました。互換性も追求し、メインシャーシにはSIGMA1のサスブロック取付穴やSIGMA1同位置のモーターマウント固定穴も設けています。メンテナンス性の良さも考えステアリングワイパーのビスを増し締めする穴も少し大きくしてあります。全体的になめらかなデザインになりスタイリッシュに仕上がっています。
デフ・ワンウェイプーリーを守る。スタビライザーマウントを兼ねた新設計デフカバー
デフ・ワンウェイプーリーを外からの衝撃や小石等から守るため新たにデフカバーを採用しました。また、このデフカバーはスタビステーを兼ねており、SIGMA1ではアッパーデッキを介した取り回しだったのに対し、デフカバーを介した取付となり、スタビ装着時にもスッキリとした印象になりました。
軽量化されたセンタープーリー
アルミ製ギヤホルダーを薄型とし、スパーギヤをよりシャーシ中央に寄せました。これによりSIGMA1ではピニオンギヤをモーターに対し反対向きに取り付けていましたがSIGMA2では正位置で取り付ける事ができるようになりました。またSIGMA1ではφ10mmの大型のEリングでプーリーを固定していましたがSIGMA2ではセンタープーリー内側の形状を変更し、スパーギヤ固定ビスと共締めとすることを可能にし重量物であるφ10mmEリングを廃止する事に成功!! スロットルレスポンスが一段と向上しています。
スパー・ピニオンギヤを小石などから守るダストブロッカー標準装備!!
ダストブロッカーとはスパーギヤ・ピニオンギヤに小石が挟まるのを防ぐ画期的なパーツです。ピニオン・スパーギヤの噛み合わせ部分に小石等が進入するのを防ぐパーツです。 主にコンディションのあまり良くないサーキットやパーキングロット等で効果を発揮します。ピニオン・スパーのロングライフ化に貢献します。こちらは当社の汎用品パーツとしても発売中(#B-40)です。

好評発売中!!
K-1300 SV-10 SIGMA2
標準希望小売価格 \47,800(税抜)

※製品には、RC装置・バッテリー・モーター・ピニオンギヤ・タイヤ・ボディは、含まれておりません。
※製品の仕様・価格は性能向上などの為、予告無く変更になる場合がありますがご了承ください。


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