F500WSの組立のコツ

どうもです。
カワダ初のF1マシン『F500WS』、今日あたりから早いショップだと店頭に並ぶことかと思います。F500WSの組立のコツと言いますか組立の注意事項を紹介したいと思います。
今日はフロントサス編です。
F500WSの特徴の一つでもあるフロントバルクヘッド。
サスボールを介してアッパーアームシャフトを支持する構造となっていて、フロントバルクヘッド下にシムを追加し、前後バルクの高さの差でアッパーアームマウントの迎角を調整することができるのです。
取説ではフロントバルクヘッドのサスボールを入れる穴にゴム系接着剤を薄く塗布することになっていますがホントに薄く塗って下さい!!

ホントにチョビっとで良いです。チョンって付けるくらいで良いです。沢山塗ってしまうとサスボールがしっかり奥まで入らなくなり、アッパーアームを取り付けた時、動きが渋くなってしまいます。

サスボールの突出量は1mmですので取り付けた状態をノギスで測って6mmだったらOKです。
ゴム系接着剤が多いとこの状態が厚くなってしまいますので注意してください。
お次はキャスターシムの調整です。

構造上アッパーアームに迎角を設定した場合(MAX5°)と迎角を設定しない場合(0°)では、距離が変わってしまう為、厳密に言うとアッパーアームの動きが渋くなる(またはガタがでる)場合があります。
キット標準の迎角0°の設定の場合、アッパーアームの動きがややきつくなる方向です。
特に問題の無い範囲だとは思いますがよりスムーズなサスストロークを目指したいEXPドライバーにはちょっとした加工でガタのないスムーズな動きになりますので参考にしてください。
加工と言っても大したことありません。ただ『キャスターシムをちょっと削る』だけです。

キャスターシムはジュラコン製ですのでダイヤモンドヤスリでスリスリすれば簡単に削れます。片側前後で2個使うキャスターシムのどちらか一つを0.1mm程削ってください。

シムの厚さは1mmなので0.9mmくらいになればOKです。
結構サクサク削れちゃいますので様子を見ながら削ってください。
お次はロアサスボールの締め込み量についてです。
F500WSのロアサスエンドにはサスボールのガタ調整ができるようにクランプ構造になっています。注意して欲しいのは締め込み過ぎないことです。
ちなみにここでM2ロックナットを使用しているのですがここにはB33Xモーター用ナットドライバー 4.5mmが丁度いいです♪

ここの締め込み量はサスボールの動きだけで判断した場合、殆どの場合が締め込み過ぎの状態になってしまうことが多いです。要はキングピンを通した時の動きが悪い状態になっている場合が多いです。注意してください。下の写真の様にキングピンが引っかかってしまいます。
ここはストンッと落ちる様に調整してください。

この状態から少しずつクランプのネジを少しずつ緩めていくとあるところでストンッと落ちるところがあります。そこが最もガタが少なくてスムーズに動く所です。
組立の時も注意が必要ですがメンテナンス時にも必ず同様の確認をしてくださいね。
持ち上げて…

ストンッ!! がベストです。

とりあえずフロントまわりの組立の注意事項はこんなとこかな?
F500WS好評発売中です!!
カワダ初のF1マシン『F500WS』是非お試しください!!
では!!

SUGURU
  • SUGURU
  • 川田模型(開発・デザイン・営業etc)
    趣味:ゴルフ

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