IRCCに参加してきました。

どうもです。
6月2~4日に中部国際空港セントレアで開催されたIRCC2017に参加してきました。

2011年からはじまったIRCCも今年で7回目の開催。何でも今年は過去最多の参加人数だったようですよ。年々盛り上がりを見せていますね。
毎度毎度な感じですがIRCCは空港内で行われる他に余り例がないレース。
ラジコン道具満載のカートを押しながら、旅人に紛れていざ会場へ

旅人もラジコンヤローもパッと見は荷物が多くておんなじ感じです。

レースが行われるセントレアホール。毎年少しづつレイアウトが変わります。
カーペット路面なんだけど、カーペットの上にカーペットが敷いてあるソフトな路面。

ピットエアリアはお隣の会議室。例年は後ろの方が少し空いている感じだけど今年は満員御礼でした。

それでは僕のレースレポートです。

エントリーしたクラスは1/12ストッククラス。去年はBポーで惜しくもAメイン入りならずだったので今年こそはと事前に練習をたっぷりしてきました。
車のセットは、事前のDAYZでの練習でおおよそ決まっていたので人間力でまとめれば何とかなるかな?と呑気に構えていました。
【3日(金)練習走行】
夕方から練習走行が行えます。練習走行はレース進行順のクラスごとに時間割で行われます。確か1回3分の走行だったと思います。
1パック目は、サラサラ路面。コースを覚える為にゆっくりブツケないように走ります。
路面グリップは全然無い感じですが車の動きは問題なさそうなのでホッと一安心。
結局この日は4~5回程練習走行ができました。
この日のベストラップは9秒4だったか?6だったか?定かじゃないですけどまーまーな手応え。もっと速いラップが出ていた人もいたけど、練習走行は混雑していて余りクリアラップが無かったのでタイムは余り気にせず、車の感触が好感触だったので満足な感じで終える事ができました。
ちなみに今回のIRCCではグリップ剤が例年の『TC2(プラスじゃ無い)』から『TC2 IRCC Ver.』という独自ブレンドのものに変更されています。
事前の情報では例年よりもグリップが上がる方向とのウワサでしたがそんなにグリップが上がっている感触は無く、なんなら去年のほうが路面グリップが良かった様な気がします。僕だけかな?
【4日(土)練習走行】
この日は朝一で1回だけ練習走行ができます。昨日同様クラス毎に時間分けされています。
1/12ストックの順番に張り切って並んだら、一緒に走る方々はこの日から参加の方々ばっかりで中々エキサイティングな練習走行でした。それでもクラッシュ等にはならず、車は中々コントローラブルでいい感じでした。
【開会式】
IRCCを主催運営してくれているフクシマヤ福島さんよりご挨拶

こちらも主催運営の長谷川さんと荒川さん

【コントロールプラクティス】
コントロールプラクティスというと普通はこの走行で予選の組分けを行うんだけどIRCCの場合は『コントロールプラクティスと言う名の公式練習走行』なのです。組分けには全く関係なくて予選を一緒に走る人と本番っぽく練習する感じ。あくまで練習なのです。
車は、そこそこ良く走ってくれています。
一番速い人でベスト9.1が出ていましたが自分は9秒5。頑張らないと厳しそうです!!
【予選1回目】
いよいよ予選開始です。
この予選のベスト3ラップの早い順で予選2回目3回目の組分けが行われる少し変わったレギュレーション。去年はこの予選1回目でミスってあとの予選で苦戦した苦い経験があります。
なのでなんとしても綺麗に周回を重ねたい。
予選で絡んじゃう様な荒れた組だと連続3ラップ綺麗にまとめるのは至難の技です。
幸い僕の組はそんなに荒れることもなく比較的快調に周回を重ねることができました。
25周1秒(ベスト9秒3/ベスト3周合計は28.164)
レース後半ミスってコース枠に乗り上げて2秒ほどロス。これがなければ26周入ってたのに残念。
この時点では全体の4位で中々の滑り出し。
IRCCでは出走前に車検があります。車高、電圧等など厳格にチェックされます。

【予選2回目】
先程の結果で組分けされています。
今年は何とか最終組に残ることができました。総合の順位は4位なんだけど、ベスト3周が5位だったの最終組の5番手スタートと言うややこしい結果。
実際の予選はこっから始まる感じなので気合を入れていきます。
スタートしてみると車は抜群に調子が良いです!!人間も集中力があります。
しかしながら流石最終組。みんな速いです。実際自分が今何位を走っているのか情報が入って来ないので良くわからないけど、流れ的に遅くはなさそうです。周回を重ねてタイヤが大分馴染んできて大分握れるようになってきたとき、ストレート出口で車の挙動が乱れクラッシュ、何とかストレートに戻って走行するもフラフラでクラッシュ、そしてストレートエンドで止まっちゃいました。そしてトップを走る伊藤くんが僕の止まっている車を避けきれずに残回クラッシュ。僕の車から色んな部品が飛び散っていくのが操縦台の上から確認できました。
幸い伊藤くんはレース復帰できて完走したものの順位を大幅に落としてしまいました。
伊藤くんごめんね。動けなんだんだもん…。
予選終了後、操縦台を降りる時に僕のサイドリンクが落ちていました。
多分走行中にサイドリンクが外れ、ストレート手前で挙動不審でクラッシュしたんだろうぁ。
ベストは9秒1が出ていて今回一番調子が良いパックだったのに残念です。
【予選3回目】
さっき車を派手に大破させちゃった急いで修理です。
あらゆるものが壊れています。その姿たるや『これ直るんか?』って位に酷い状態です。
カツカツ状態で急ピッチで車を直します。
何とか修理が間に合いましたがかなりお疲れです…。
これが今日の最終予選です。
Aメイン確定タイムを叩き出して気持ちよく帰りたいです。
車は調子良かったのでノータッチ。ただ修理しただけの状態です。
気合を入れて望みますがバタバタしていたので今一集中していません。
可もなく不可もなし走りきって25周4秒でタイムアップならず…。
この段階で総合7番手に後退。ギリギリAメインだけどハッキリ言って崖っぷち。
去年とおんなじ様な状況になってきた…。
【5日(日)予選4回目】
昨日の予選の結果で組分けし直しです。
昨日までは最終組だったけど、3組目になっちゃいました。
今回特にセッティングをしていなかったので少しいじってみることにしました。
路面グリップが昨年ほど上がっていないのでもう少し運転が楽になるようにとチューブオイルを左右1万番の状態から片方だけ1万2500番に変更しました。
両方変えると変わり過ぎちゃうかな?と思い取り敢えず片側だけにすることにしました。片側だけならそんなに変わらんだろうと思って。
スタートし走り始めると、たった片側を2500番重くしただけなのに車がモッサリしてます。
やれんことは無いけどものすごくシックリ来ない…。何とか我慢して走ってこの組2位ゴール。25周の1秒でまたまた26周入れず…。
【予選5回目】
さっきの予選で総合8位に後退。現在順調にBポー。
7位との差は0.03秒、6位との差は0.3秒。
ちょっとタイムアップすればAメイン入りできそうなんだけど、そのちょっとが中々…。
しかも自分のベストは予選1回目のタイム。路面が良くなってるんだからどう考えてもタイムアップは容易なハズなんだけどそこが中々難しい。
チューブのオイルを変えてやりにくくなっちゃったので左右とも1万番に戻しておきました。
長期戦になると体力の無い僕は後半になればなるほど集中力がなくなっていく。
車は調子良いんだけど人間が既にお疲れ状態。
そんな僕の弱点をよく知る清水くんが『カフェイン3倍入りコーヒー』をくれて朝飲んだんだけど、既に効き目は無いみたい。疲れ果てた僕はピットで抜け殻状態。中身はどうも東横イン。
完全に眠くて集中力がありません。最終予選前に車検を終えてコース横で待っている時ですらボーッとしています。いかんいかんと必死に気合を入れますが今一シャキッとしません…。
これでタイムアップしないとまたBメインです。
人間はともかく車は調子が良いです。中々調子が良いのでこれならタイムアップも狙えそうです。しっかり走って途中26周ペース。その後バックマーカー渋滞にハマりタイムロス。
最終ラップも少しミスって結局25周1秒で終了。
総合8位。今年もBポーでした…。
【Bメイン決勝】
IRCCは勝ち上がりがあるのでBメインできっちり勝って勝ち上がりたいところ。
車は終始調子が良いのでノータッチ。問題はこの疲れ果てた体だ。
ピットでは瞑想を装った仮眠を取るものの、気だるさは全く取れない。
やばいくらいにだるい。そんじょそこらのだるさじゃないよ。
そんなこと言っててもしょうがないので気合を入れて決勝に望みます。
Bメインポールなので遅くても失敗しなければ抜かれることはありません。
気合を振り絞り緊張のスタート。
スタートは綺麗に決まりました。 幸い後方と少しマージンがありこれは楽な展開。
僕にしては珍しく盤石なレース展開。
これは集中してミス無くいけば勝ち上がりできそうです。レース後半『このまま何もなければ井上選手勝ち上がり』と何度も連呼。その言葉にカスカスの集中力を振り絞って走っていた僕は一瞬気が抜けちゃいました。少しパイロンかすめてゴロリンチョ…。やっちまった。
2位との差は少しあったので順位は1位のままなんだけど、5秒位タイムロスしちゃったもんだから、Cメインのトップタイムに負けているみたい。
ちなみにこのIRCCはAメイン以外の決勝で一番速かった人がAメインに勝ち上がれるという謎のシステム。すなわちこのままだとBメイン優勝の僕じゃなくて、Cメイン優勝の人がAメインに勝ち上がっちゃうのだ。 ま~ルールだからしょうが無いね。
そしてそのままトップゴール。 はい、見事にタイムアップできず、勝ち上がりできませんでした(笑) IRCCに汚れた歴史を刻んでまった…。
こうして僕のIRCC2017は終了。 ちょっと悔やまれるな~。
ちなみにストッククラスTQ&WINの今泉選手(九州より参戦)のタイヤはカワダCXSだったそうですよ!!
12GTクラスは菊イケ師匠が優勝。北井名人が2位(TQ)、社長が3位とカワダ独占。

カツカツで今回殆ど写真撮って無かったです。
ちなみに清水くんは12MODが8位から勝ち上がりでAメイン入り。僕と違って決める時には決める偉い子ちゃん。
ワールドGTはぶっちぎりでTQだったんだけど、決勝はバックマーカーに絡まれ大事故。
まさかの3位と、らしくない結果に…。 レースだからしょうが無いけど悔しいね。
2位は大阪からM500WGT-Xでエントリーの森田さんが入賞してくれました!!
WGTクラスは2位、3位がM500WGT-Xでした!!
詳しいリザルトはLiveRCで見れますよ。
http://ircc.liverc.com/results/
決勝の動画も全部じゃないけど撮ってあるのでまた近日UPします。無いのもあるよ。
では!!

SUGURU
  • SUGURU
  • 川田模型(開発・デザイン・営業etc)
    趣味:ゴルフ

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です