M300SRのホイール
どうもです。
今日はM300SRのホイールのお話です。
M300SRのホイールは、M300用(US-specでは無い)のΦ38mm大径ホイールを使用します。
なぜ大径ホイールなのか?を説明するために、まずはナックルの説明をさせてください。
ナックルはFX4と同じナックルを採用しています。(通称:万能ナックル)
キングピンはGT2のキングピンと共通です。
M300SRで使用しているナックルは、このエリオットサスが初めて採用された初代M300の時の物とは違います。
こちらのナックルはアクスルシャフトの高さ方向の位置が下方向にオフセットされているので、旧型(初代M300)に比べ、タイヤ径が小さくても車高の確保がし易くなっています。
で、何故に大径ホイールなのかは、このアクスルシャフトの高さが関係しています。
アクスルシャフトが下がった分、サスアームの上側と、ホイールの内側が近くなります。
Φ36mmの小径ホイールだと干渉してしまうので大径ホイールなのです。
あと、気になるのはタイヤ径はどれくらいまで使えるのか?って話ですが、フロントの車高が3.5mm確保できるフロントタイヤ径は、41.5mmです。(リバウンド0時)
ナックル下側のポッチをカットすれば40.5mmまで可能になります。
(市場にはΦ37mmのホイールも多く出回っていますのでサーキット等で他の人のタイヤ径を参考にする場合は、使用しているホイールの径を確認してください。Φ37mmホイールで39.5mmがベスト径の場合、M300SRでは40.5mmで丁度良いハズです。標準的な路面でここまで小さな径にする事はあまりないと思いますが…)
ちなみに、昔からのカワダユーザーでΦ36mmのホイールがいっぱいあるって方もみえるかもしれません。
全く使えないのかと言うと、場合によっては使えます。
Φ38mmの大径ホイールとΦ36mmの小径ホイールは、ホイールの径と意匠面のデザインが異なるだけでその他の寸法、取付面の位置関係などは同じです。
ですので先ほど言ったサスアームとの干渉を回避できればΦ36mmホイールもご使用頂けます。
上の写真で『1mm厚のカラー』って書いてありますが、このカラーをナックルの下側に持って来れば、Φ36mmホイールでもサスアームと干渉しなくなります。
…がこの場合、タイヤ径を小さくすると車高が確保できなくなります。
低グリップ路面で大き目なタイヤ径で走らせる場合でしたら、この方法でΦ36mmホイールが使えますので参考にしてください。
続いてリヤホイールのお話。
リヤホイールの取り付け方法がこのホイールのキモでもあります。
一般的な3点止めでは無く、センターロック式なのです。
3点止めの場合、ネジの締め付けを均一に行わないと、ホイールがブレた状態で固定されるデメリットがありますが、このセンターロック式の場合ナットを締め込むだけでバッチリブレの無い固定が誰にでも出来ちゃいます。
ホイール固定用のアルミ製のナットは、専用のレンチを使用して締め付けを行います。
レンチはキットに付属していますのでご安心ください。
このホイールですが、ホイール自体の精度も非常に良く真ん丸です。
シャーッと回すとブレの無い綺麗な回転に驚きます。
強度的にも中々優れていて、軽くぶつけた程度で『たわんたわん』になることはまずありません。
取り付けが簡単で、精度に優れ、強度も十分
と1/12入門者にとってこんなに良いホイールは他にはありません!!
大径ホイールは車軸に対しての重心が低くできるメリットもあり、走行性能にも優れていますよ!!
M300SRのホイールのお話でした。
では!!